こんにちは。
ExportJapan.Netの中村です。

私は毎日渋谷センター街を通って通勤をしてますが、ここ数カ月外国からの観光客、特にアジアの方の人数がとても増えたように思います。昨年実施されたビザ緩和が影響しているのでしょう。「交流を深めて、ビジネスも拡大」につながることを期待したいですね。

さて、今回は外国向けホームページ制作の中でも、多くのご相談をいただく英語ホームページを制作する際の留意点をお伝えしたいと思います。
通常、英語ホームページはすでにお客様がお持ちの日本語ホームページをベースに制作されます。

「翻訳会社」で日本語サイトのコンテンツを英訳。
  ↓  ↓  ↓
「ウェブ制作会社」で言語の差し替え。

大半の英語ホームページはこの手順で制作されています。しかしながら、実はこのような「作業」だけでは、有用な英語ホームページを作ることは無理があります。

例えば英訳ですが、実はホームページには、優れた翻訳会社でも適切な英文を作成することがむずかしい領域があるからです。

1)タグ
ウェブページですので、英文はユーザーが目にするページ本文だけでなく、titleやmeta(keywords、description)などのタグにも必要になります。
この部分はSEOに関する基本的な知識が必要でいわゆる「英訳」では対応できません。

2)全体との調和
ナビゲーション、ラベルについては、直訳ではなく、サイト役割、目的、ユーザー属性に合わせてそれぞれのワードが全体と調和するような英訳が求められ、マーケティングの知見やセンスが必要です。

3)スペースの制約
画像部分はスペースに制約がある場合が多く、一方日本語を英訳すると文字量が2割ほど増えます。
そこで、文字数を減らすライティング・編集の技術が必要となります。

他にも、ホームページの英訳では課題がありますが、それらに対応できる翻訳会社はほとんどありません。

御社の英語ホームページの英文は大丈夫でしょうか?

今一度確認されることを是非お勧め致します。